◎概要
建築士の求めに対し建築設備の設計、工事監理に関する適切なアドバイスを行える建築士法に基づく国家資格である。

取得者は4年の実務経験で一級建築士試験が、また、実務経験不要で二級建築士、木造建築士試験の受験資格が与えられる。


◎試験
一次が6月頃、二次が8月頃となっていて、札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪府、広島市、福岡市、沖縄県で試験が行われる（沖縄県は一次のみ）。

◎試験科目
一次試験（学科）
一般知識 30問（合格基準点 12点以上 40%）
法規 20問（合格基準点 10点以上 50%）
設備 50問（合格基準点 25点以上 50%）
合計 100問（合格基準点 60点以上 60%）
全て5択問題で、試験時間は一般知識・法規が3時間、設備が3時間の計6時間。

各課目及び合計点が全て合格基準点以上で合格となる。

二次試験（設計製図）
基本計画（記述）
基本設計（空調・換気設備、給排水衛生設備、電気設備より1部門選択）
試験時間は5時間半。

学科の合格者は翌年に限り一次試験の受験が免除される。