SPI総合検査(エスピーアイそうごうけんさ)は、性格と能力の2領域を測定する。
SPIはSynthetic Personality Inventory(総合適性検査)の略である。
日本初の総合適性検査として、企業の入社試験において高頻度で利用される。2012年の実績として、9,050社が利用しているほか、公務員試験の代わりに利用している自治体もある。学力や知識だけを問うものではなく、いろいろな側面から見て総合的に判断するテストであり、人物中心主義のニーズに応えたものとなっている。
実施形態としてテストセンター、インハウス(企業内PC受験型)、WEB実施、紙実施(マークシート)の4つの実施形態を提供している。現在、テストセンターは主要7都市に常設されている。
また、同様のものとして、管理職の適性を検査する NMAT、中堅社員の適性・能力を検査する JMAT といわれる適性検査もリクルートマネジメントソリューションズより提供されている。
SPI非言語のテスト実施時間は、SPIの実施方法によって異なります。
SPIの実施方法には、専用会場のパソコンで受験する「テストセンター」方式、企業に行って受験するマークシート方式の「ペーパーテスト」方式と自宅などのパソコンで受験する「WEBテスティング」方式の3種類があります。
テストセンターとWEBテスティング方式での非言語の実施時間は同じで、非言語と言語をあわせて約35分となっています。
ペーパーテストの場合は、非言語と言語の実施時間が分かれており、非言語のテスト時間は40分です。
実施時間と同じく、SPI非言語の問題数も実施方法によって違いがあります。
テストセンターとWEBテスティング方式で受験する場合の非言語の問題数は、受験者の回答状況によって変わりますが、ペーパーテスト方式では30問と決まっています。
テストセンター方式、ペーパーテスト方式、WEBテスト方式では、推論、図表の読み取り、集合、確率、損益算、速さ、分割払い、仕事算、順列、組み合わせなどの問題が出題されます。
特に、推論は3方式すべてで出題される可能性が高い問題です。