“土木施工管理技士”とは
国土交通省の指定機関により実施される技術検定(国家試験)の合格者に与えられる国家資格です。
1級・2級の区分があり、実務経験年数で受けられる級等が制限されています。
1級を受験できる実務経験年数を満たしていれば、必ず2級から受ける必要はありません。
土木施工管理技士は、“施工管理技士”の中で分類される種目の一つです。
施工管理技士は、取り扱う工事種別によって【土木】【建築】【電気工事】【管工事】【造園】【建設機械(建設機械のみ“施工技士”の名称)】そして2019年より新設された【電気通信工事】の7種目が存在しています。
土木施工管理技士を受験するための申し込み方法について
土木施工管理技士は、1級の場合は“学科試験”と呼ばれるマークシート型の択一式試験と、学科試験合格後に受験する“実地試験”と呼ばれる記述・論文形式の試験が年に1回ずつ、2級は学科試験が年に2回、実地試験は年に1回行われます。実地試験に合格して初めて“施工管理技士”の称号が与えられるため、1年間に1回と非常にチャンスの少ない試験だと理解しておいたほうがいいでしょう。
特に1級を初受験される場合、ほとんどの方は学科から受験することになりますが学科試験の受験願書は早い段階で発売されるため気付いたら受付期間が終わっているというケースも考えられます。
国家試験のため、提出期間に間に合わなかった場合の受験は如何なる場合でも認められません。
うっかり提出期間を逃してしまい1年待つということにならないよう、試験期間をしっかりとチェックしておきましょう。
1級及び2級(学科・実地同日試験)を初受験する場合の手続き
1級を初受験する場合、必ず書面で願書を提出する必要があります。入手方法は下記3点の入手方法があります。
インターネットから請求する
インターネットの請求フォームに必要事項を入力し、願書代と送料を支払うことで試験本部より郵送される方法です。
コールセンターでの請求
専用のコールセンターに電話し、願書を請求する方法です。
窓口での直接購入
試験本部である全国建設研修センターもしくはお近くの地域づくり協会で購入する方法です。インターネット、コールセンターと違い締め切り直前まで購入できる利点があります。
尚、CIC日本建設情報センターの受験準備講習会にお申込みいただいた方には受験願書を無料で取り寄せするサービスを行っておりますので合わせてご検討ください。
再受験の場合
「前年度学科合格者専用申込書」または 「インターネット申込」の2種類から申し込みができます。初受験用の願書は利用できませんのでご注意下さい。
願書提出に必要な書類
土木施工管理技士の願書を提出する際、下記の書類が必ず必要となります。中には住民票や証明写真、卒業証明書などご自身でご用意していただく書類もあります。ギリギリで用意できず受験を見送ることがないよう、余裕を持って準備しておきましょう。
受験申請書類(A票・B票)
受験申込書(C票)
卒業証明書(1級で15年以上、2級で8年以上の実務経験がある場合は不要/2級学科のみ受験者は不要)
住民票(取得が3ヶ月以内のもの)
パスポートサイズの証明写真
受験手数料の振替払込受付証明書
その他、実務経験証明書を記入後、勤め先の代表から承認印及び会社印の押印が必要となります。
上記の書類を用意し、受験願書に記入した上で指定された封筒に封入し必ず簡易書留で送付します。当日消印有効ですが、余裕を持って提出するよう心がけましょう。
受験資格
学歴、取得済みの資格、実務経験年数により細かく定められています。
参考:1級土木施工管理技術検定試験 | 一般財団法人全国建設研修センター
http://www.jctc.jp/exam/doboku-1
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1級土木施工管理技士「土木施工管理」実務経験として認められる工事
工事種別 工事内容
河川工事 築堤工事 / 護岸工事 / 水制工事 / 床止め工事 / 取水堰工事 / 水門工事 / 樋門(樋管)工事 / 排水機場工事 / 河道掘削(浚渫工事) / 河川維持工事(構造物の補修)など
道路工事 道路土工(切土、路体盛土、路床盛土)工事 / 路床・路盤工事 / 舗装(アスファルト、コンクリート)工事 / 法面保護工事 / 中央分離帯設置工事 / ガードレール設置工事 / 防護柵工事 / 防音壁工事 / 道路施設等の排水工事 / トンネル工事 / カルバート工事 / 道路付属物工事 / 区画線工事 / 道路維持工事(構造物の補修)など
海岸工事 海岸堤防工事 / 海岸護岸工事 / 消波工工事 / 離岸堤工事 / 突堤工事 / 養浜工事 / 防潮水門工事など
砂防工事 山腹工工事 / 堰堤工事 / 渓流保全(床固め工、帯工、護岸工、水制工、渓流保護工)工事 / 地すべり防止工事 / がけ崩れ防止工事 / 雪崩防止工事など
ダム工事 転流工工事 / ダム堤体基礎掘削工事 / コンクリートダム築造工事 / ロックフィルダム築造工事 / 基礎処理工事 / 原石採取工事 / 骨材製造工事など
港湾工事 航路浚渫工事 / 防波堤工事 / 護岸工事 / けい留施設(岸壁、浮桟橋、船揚げ場等)工事 / 消波ブロック製作・設置工事 / 埋立工事など
鉄道工事 軌道盛土(切土)工事 / 軌道路盤工事 / 軌道敷設(レール、まくら木、道床敷砂利)工事(架線工事を除く) / 軌道横断構造物設置工事 / ホーム構築工事 / 踏切道設置工事 / 高架橋工事 / 鉄道トンネル工事 / ホームドア設置工事など
空港工事 滑走路整地工事 / 滑走路舗装(アスファルト、コンクリート)工事 / 滑走路排水施設工事 / エプロン造成工事 / 燃料タンク設置基礎工事など
発電・送変電工事 取水堰(新設・改良)工事 / 送水路工事 / 発電所(変電所)設備コンクリート基礎工事 / 発電・送変電鉄塔設置工事 / ピット電線路工事 / 太陽光発電基礎工事など
通信・電気土木工事 通信管路(マンホール・ハンドホール)敷設工事 / とう道築造工事 / 鉄塔設置工事 / 地中配管埋設工事など
上水道工事 配水本管(送水本管)敷設工事 / 取水堰(新設・改良)工事 / 導水路(新設・改良)工事 / 浄水池(沈砂池・ろ過池)設置工事 / 浄水池ろ材更正工事 / 配水池設置工事など
下水道工事 本管路(下水管・マンホール・汚水桝等)敷設工事 / 管路推進工事 / ポンプ場設置工事 / 終末処理場設置工事など
土地造成工事 切土・盛土工事 / 法面処理工事 / 擁壁工事 / 排水工事 / 調整池工事 / 墓苑(園地)造成工事 / 分譲宅地造成工事 / 集合住宅用地造成工事 / 工場用地造成工事 / 商業施設用地造成工事 / 駐車場整備工事など
農業土木工事 圃場整備・整地工事 / 土地改良工事 / 農地造成工事 / 農道整備(改良)工事 / 用排水路(改良)工事 / 用排水施設工事 / 草地造成工事 / 土壌改良工事など
森林土木工事 林道整備(改良)工事 / 擁壁工事 / 法面保護工事 / 谷止工事 / 治山堰堤工事など
公園工事 広場(運動広場)造成工事 / 園路(遊歩道・緑道・自転車道)整備(改良)工事 / 野球場新設工事 / 擁壁工事など
地下構造物工事 地下横断歩道工事 / 地下駐車場工事 / 共同溝工事 / 電線共同溝工事 / 情報ボックス工事 / ガス本管埋設工事など
橋梁工事 橋梁上部(桁製作・運搬・架設・床版・舗装)工事 / 橋梁下部(橋台・橋脚)工事 / 橋台・橋脚基礎(杭基礎・ケーソン基礎)工事 / 耐震補強工事 / 橋梁(鋼橋、コンクリート橋、PC 橋、斜張橋、つり橋等)工事 / 歩道橋工事など
トンネル工事 山岳トンネル(掘削工、覆工、インバート工、坑門工)工事 / シールドトンネル工事 / 開削トンネル工事 / 水路トンネル工事など
鋼構造物塗装工事 鋼橋塗装工事 / 鉄塔塗装工事 / 樋門扉・水門扉塗装工事 / 歩道橋塗装工事など
薬液注入工事 トンネル掘削の止水・固結工事 / シールドトンネル発進部・到達部地盤防護工事 / 立坑底盤部遮水盤造成工事 / 推進管周囲地盤補強工事 / 鋼矢板周囲地盤補強工事など
土木構造物解体工事 橋脚解体工事 / 道路擁壁解体工事 / 大型浄化槽解体工事 / 地下構造物(タンク)等解体工事など
建築工事
(ビル・マンション等) PCぐい工事 / RCぐい工事 / 鋼管ぐい工事 / 場所打ちぐい工事 / PCぐい解体工事 / RCぐい解体工事 / 鋼管ぐい解体工事 / 場所打ちぐい解体工事 / 建築物基礎解体後の埋戻し / 建築物基礎解体後の整地工事(土地造成工事) / 地下構造物の解体後の埋戻し / 地下構造物の解体後の整地工事(土地造成工事)など
個人宅地工事 PCぐい工事 / RCぐい工事 / 鋼管ぐい工事 / 場所打ちぐい工事 / PCぐい解体工事 / RCぐい解体工事 / 鋼管ぐい解体工事 / 場所打ちぐい解体工事など
浄化槽工事 大型浄化槽設置工事(ビル、マンション、パーキングエリアや工場等大規模な工事)など
機械等設置工事 タンク設置に伴うコンクリート基礎工事 / 煙突設置に伴うコンクリート基礎工事 / 機械設置に伴うコンクリート基礎工事など
鉄管・鉄骨製作 橋梁 / 水門扉の工場での製作など