本アプリでは、建築物の被害軽減を目的とした事前対策から復旧・復興までを視野に入れた効果的な防災対策を講じる上で不可欠である地震被災度判定手法を構築し、応急危険度判定システムに適用することで、判定システムの改善・向上を目指します。
これまでに構築されたシステムを実用化し、携帯端末とのアクセスを介し、結果を端末で可視化します。
応急危険度判定システムは「被害ナビ」と呼称しています。
地震時の人的または建物被害軽減を目的とし、具体的な防災対策を講じる前に個々の建物の危険性を明らかにし、効果的に地震被害への対策を呼び掛けるものです。
応急危険度判定の研究は一般的に普及していない専用の加速度センサーで計測されることが多いですが、本研究ではスマートフォン等の携帯機器内臓の加速度センサーを利用し、インターネットのアクセスを介し、一般が簡易に応急危険度判定の予測診断を行うシステムを構築しています。このシステムは常時微動とPMLによる解析手法を持ち込み、得られた測定について、応急危険度判定時の予測診断を行います。